ご家族を亡くされた時、人は誰しも深ーい悲しみに襲われてしまうもの。
何も手に付かなくなったり、思考力が弱ったりします。
ご家族を亡くなることはとてもつらいことです。
どんなにつらくて何も手がつかない状態でも時間は流れていくので、目の前の事を1つ1つ片付けなければなりません。それは、人生でとても心の負担が大きな時間かもしれません。
遺品を整理し始めると、様々な思い出がよみがえってきます。
「これはとても気に入っていた」「これはよく使っていた」など、物と故人の結びつきを思えば思うほど、捨てられなくなってしまいます。
私も同様の経験があり、クローゼットのスペースを圧迫する程の遺品を捨てずに置いてました。
母が愛用していた枕など使う訳でも無いのに、生きていた母のぬくもりを感じられる様な気がして、なかなか捨てられたなかったものです。
亡くなってしばらくはその寂しさから遺品をよく手にしていました。
ある時ふと「くよくよしていては、母に顔向けできない」と思ったのです。
落ち込んでいる私なんて見たくないだろう、こんな娘を情けないと思うだろう。
そう感じてからは遺品を見て悲しむのではなく、お母さんにとって自慢の娘になろう!と決めました。
家族の大切さは、亡くなった後も変わることはありません。
故人を感じられる遺品をなるべくたくさん取っておきたい気持ちはわかりますが、何より大切なのはあなたがこれからの人生を前向きに生きていく事です。
キリがないほど多くの遺品を取っておくのではなく、本当に大切なもの数点を残し後はキレイに処分しましょう。
目安としては、遺品の保管スペースを決めそのスペースに収まる位がちょうど良いです。
大切なのは今まで通りの生活空間はしっかり確保しすることです。ネガティブになるほど故人との思い出に浸りすぎないようにしましょう。
思い出は大切にしつつ幸せに生きて行く事を念頭に片付けを進めていきましょう。