思い出の品は、いつまでも手元に置いておきたいという気持ちはわかります。
押入れやクローゼットに思い出の品がたくさんあることで、幸せを感じる人もいるかもしれません。
ただ、何でもかんでも思い出の品として、一まとめにして保管していないでしょうか?
整理するのが面倒といった理由で、整理できる品まで、思い出の品として仕舞いこんでいることが多いです。
小学校の時の成績表、元恋人からもらったラブレターなどは、本当に思い出の品なのかは疑問が残ります。
押入れやクローゼットに眠っている思い出の品を、もう一度見つめ直して、整理することは必要です。
固定観念に影響されることで、どんどん思い出の品が増えてしまいます。
例えば、恋人からもらったプレゼントと自分で買った物では、恋人からもらったプレゼントだけを優先的に思い出の品として考えることは、固定観念と言えるでしょう。
自分で買った物であっても、自分で一生懸命働いて買った物であれば、価値がある物で、思い出の品でもあります。
このようにどんな物でも、多かれ少なかれ思い出があるもので、自分で買った物はたくさんあるので、思い出が薄れてしまっていることが多いだけです。
よくよく考えると、どれもこれも身の周りにある物は思い出に溢れています。
このような固定観念から、恋人からもらったプレゼントをあっさり捨てるなんて、デリカシーがなく冷たい人がやることだと考えられがちです。
ただ、恋人からもらったプレゼントは貰ってしまえば自分の物で、長い月日が過ぎれば、送った恋人だって忘れている物かもしれませんので、必ず整理できます。
段ボールに入れて押入れやクローゼットに仕舞いこんだ思い出の品は、本当に一生保管しなければならない大切な品なのでしょうか?
例えば、小学校のアルバムを、どんな段ボールでどのような場所に仕舞いこんだかすぐに思い出せるでしょうか?
思い出せれば、小学校のアルバムは一生保管しなければならない大切な品だと思いますが、そうではなかったらそんなに大切な品ではないと考えてもよいかもしれません。
そんなに大切な品ではない物まで、一生保管する必要ありません、事務的に整理してすっきりしましょう。
思い出を思い起こすきっかけだけに、思い出の品を保管していませんか?
例えば、旅行に行くために購入したペアのTシャツは、今更着るのはちょっとためらいを感じ、思い出の品として保管しておくことがあります。
ペアのTシャツを見る度に、旅行の思い出を話すのもいいかもしれません。
ただ、旅行の思い出は心の中にあるもので、ペアのTシャツ自体にはありませんので、ペアのTシャツをデジカメで撮影してDropboxなどのクラウドストーレージに保存しても構わないでしょう。
クラウドストーレージに保存した後にペアのTシャツを処分すれば、保管場所に困りませんし、いつでも画像を眺めて思い出話ができます。
ペアのTシャツに限らず、日記帳、小学校の頃に書いた作文や絵画なども画像として保存できます。
若かりし日の自分の写真を眺めながら、思い出に浸ることがあると思います。
また、過去に出場したスポーツの大会で、獲得したメダルや賞状などをたまに押入れから取り出しては、昔は良かったと思い出に浸ることもあると思います。
ただ、過去の良い思い出や栄光にしがみついても、今何もしなければ、何も変わりません。
当たり前ですが過去には戻れませんから、今の自分を取り巻く問題をいかに解決していくが重要です。
自分を取り巻く問題を解決するために必要な物を、身の周りに置くことを優先してください。
例えば、昔の体型や運動能力を戻すための健康器具やスポーツ用品、美しく見せるための化粧品やアクセサリーなどです。
このような物を置くために過去の思い出の品が邪魔になったら、あっさり整理してもかまわないのではないでしょうか。
物を保管するスペースは限られていますし、助けにならない思い出の品は整理し、今を良くする物を身近に置いて、日々の生活に活用してほしいと思います。