遺品整理・生前整理をはじめようと考えた方がはじめに驚くのが、押入れやクローゼットに入った思い出の品の多さだそうです。
重い物を持ち上げて、ぎっくり腰になってしまったというお話もよく聞きます。元気なうちに生前整理を行うつもりが、腰を痛めて通院ということになると大変です。
そんな時に、不用品回収業者に依頼すれば運び出してくれます。
生前整理は、ある意味引っ越しみたいなものなので、腕力があり、荷物を持つことに慣れた業者と一緒に行えば安全でスムーズに完了します。
ここ数年、遺品整理・生前整理の業者がテレビなどに登場して、注目を浴びるようになりました。
遺品整理・生前整理の業者は、依頼者の思い出の品を大切に扱いますし、依頼者の意向を可能な限り反映してくれます。知識も豊富なので、色々なアイデアを提案してくれることもあります。
荷物の整理から不用品の処分、再利用についても、依頼主の要望に合わせてくれるのが、遺品整理・生前整理のサービスを提供している業者の良いところだと思います。
遺品整理・生前整理ででた不用品の中には、リサイクルショップに買い取ってもらえる物があるかもしれません。
不用品が多ければ、リサイクルショップのスタッフさんが家に来てくれて査定してくれる場合もあります。
自分たちにとっては不用品であっても、必要としている人がいて大事に使ってもらえると思うと、大切に保管してきたかいがあるというものでしょう。
リサイクルできない物などは、燃えるゴミや燃えないゴミ、粗大ゴミに分別するなど自治体のルールに従って処分する方法があります。
ただ、整理する物が多い場合、分別する手間がかかりますし、処分に困る物が出てくるかもしれません。
不用品の分別を誤ってしまうと、ご存じだとは思いますが、自治体は回収してくれませんので、せっかくゴミ置き場に持ち出した物をまた家に持って帰らなければなりません。
さらに、粗大ゴミの回収は無料ではありません。自治体に回収を申し込み、収集場所にそれらを持っていかなければなりません。
広島市を例に挙げれば、大型ごみ受付センターへ事前に申し込み、納付券をコンビニなどで購入します。納付券に申込時に伝えられた受付番号や氏名を記入し、大型ゴミに貼って指定された場所に運び出す必要があり、重い物、大きな物は労力がいります。
家電を処分する場合、家電リサイクル法の対象であるテレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機は、購入したお店などに引き取りを依頼します。こういった製品を回収の専門業者に依頼することも可能です。なお、いずれの場合も有料となります。
遺品整理・生前整理の業者に依頼する際は、料金システムがしっかりした業者を選びましょう。
電話でヒアリングしただけで料金を決める業者はおすすめできません。きちんと現場を見て、見積もりをしてもらいましょう。見積もりよりも多く処分する物が出てしまった場合の追加料金の有無や額は、必ず確認してください。
見積もりの際に業者に対して要望を伝え、不明なことがあれば遠慮せず、納得ができるまで話をしておきましょう。
このとき、業者の対応によっても、誠意のある業者かどうかが見えてくるかと思います。
また業者の中には、買い取りを行う業者もいますが、買い取りには、古物商免許が必要なので、ホームページで確認したり、依頼の際に確認したりしましょう。
買い取りを行う業者の中には、本来高い価値がある物を不当に安い価格で買い取って、より多くの利益を得ようとする業者もいます。
査定額に納得がいかないようであれば、買い取りを保留して、いくつかの買い取り業者に査定を依頼するのが良いでしょう。生前整理では、処分に迷った物は、保管しても構わないと思います。
遺品整理・生前整理で特に大切にしていただきたいのは、終わった後に悔いを残さないようにすることだと思います。
荷物を整理するとともに、気持ちを整理できるのも遺品整理・生前整理のメリットだと思いますので、無理のない程度に、行ってください。